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口腔外科は、医者か歯医者か迷う人もいるかと思いますが、歯科の診療科のひとつです。
むし歯や歯周病などではなく、お口の中やその周りの病気を外科的な方法で治療するのが口腔外科です。
主な症例として、親知らず・顎関節症・口腔粘膜疾患(口内炎)などがあります。
現代の日本人は、以前と比べて顎が小さくなってきています。
そのため、親知らずが生えてくるスペースがなくなり、正しい位置に生えてこないことが多くなってきています。
前方に傾いたり、横向きに生えたり、歯の一部だけしか表面に出ないケースもあります。
親知らずは埋伏歯といい、骨や歯肉の中に埋まって萌出しないこともあります。
埋伏歯で手前の歯が圧迫されて歯並びが乱れたり、歯周病やむし歯の原因になることがあります。
真横や斜めに生えてしまっている
真横や斜めに生えている親知らずが、急に方向を変えて真っ直ぐになるということはありません。
親知らずは一番奥にあるため歯磨きが難しく、むし歯や歯周病になりやすいとも言えます。
また、唾液の細菌が親知らずの周囲に感染することによって智歯周囲炎という病気になることがあり、痛みや腫れをともないます。
智歯周囲炎は埋まっていない親知らずでも、上の歯との噛み合わせの刺激で起こることもあります。
歯並びに悪影響が出ている
親知らずは横向きに生えてくることが多いです。
横向きに生えた親知らずは手前の歯をどんどん押し付けてしまい、それが原因で歯並びが悪くなることがあります。
このような場合、親知らずは抜いた方が良いでしょう。
手前の歯がむし歯になっている
親知らずが手前の歯を押し続けるため、歯根を溶かしてむし歯になることがあります。
手前の歯がむし歯になった場合には、その歯を守るため親知らずを抜歯します。
痛みや腫れがなく、まっすぐに生えていて上の歯としっかり噛み合っている場合、抜かずにその後の状況を観察します。
顎関節症は、顎の関節やその周辺部分に痛みが出たり動かしにくくなったりすることいいます。
主な症状として、あごが痛む、口を開きづらい、口を開くときに耳の付け根辺りで異音がするなどがあります。これが原因で、硬いものを噛めない、大きな食べ物が食べられない、顎の音が煩わしいといったストレスを抱えることになります。
あごには「関節円板」というクッションのような役割を果たす部分があり、お皿のような形状をしています。この関節円板がズレると顎からカクッとい異音がしたり、痛みが出ることがあります。
1
歯ぎしり・食いしばり
日常生活のストレスや緊張などからくる歯ぎしり、食いしばり、頬づえなどは、顎の状態を悪くし、顎関節症につながる要因となります。
2
悪い歯並び・噛み合わせ
悪い歯並びや噛み合わせの場合、不正咬合が起こり、顎がズレるため顎関節症を発症することがあります。
3
ストレス・外傷
極度の緊張状態や、転倒して顔を壁などにぶつけてしまった場合などに、顎がズレてしまい、顎関節症を誘発することがあります。