衛生的な処置を行うために、専用個室手術室にて、滅菌処理された器具を用いて手術を行います。術中は血圧や呼吸数、脈拍をモニタリングしながら、患者さまの状態に合わせた対応を心がけます。

安全な手術のために、術前の診察・検査そして診断は欠かせません。当院では最新CTを用いて、患者さま一人一人のお口の環境や骨の状態に合わせた手術計画を立案しています。

撮影したCTをもとにして、術前に手術計画をシミュレーションします。シミュレーション通りの位置・深さ・角度にインプラントを設置するために『手術用ガイド』を作製します。
フリーハンドでは細かな精度にどうしてもばらつきが出てしまうため、当院では全ての症例に『手術用ガイド』を製作しています。
『手術用ガイド』の使用により、術中の誤った操作による事故や血管・神経の損傷などを避けることができると考えています。

手術に対する不安・恐怖心をお持ちの方や全身疾患などにより徹底した術中管理が必要な方には、歯科麻酔医による静脈内鎮静法を受けることができます。これにより、意識レベルや血圧や脈拍をコントロールすることで、術中記憶を健忘させることができ、眠っている間に治療を終えることができます。全身麻酔とは異なり、覚醒が早いため、その日のうちにお帰り頂けます。

持病を抱えている方がおおくいらっしゃいます。または、ご自身で気づいていなくても血圧や糖尿値などが高くなっている場合があります。
手術中及び術後の良好な経過を得るためには、全身状態の把握が重要であると考えます。
術前の血液検査でもしも異常値が発見された場合は、隣接する内科や紹介先の医院で疾病治療を優先していただく場合がございます。